武術の「要訣」って?

中国の武術では「要訣」とかいって、その武術で大切とされる、言わば原理・原則のような内容を、しばしば四文字熟語の形式などで、つらつらと表し伝えられています。 日本の武術でも、極意歌とかの形などで、同じく。日本の武術で言うと、最も精緻にそしてレベ…

身体のどこを、どの様にすれば・・・・・

どの武術でも、身体をどの様に動かすべきかということについて、教えが伝えられています。 中国の武術ではこれを、「要求」という風に呼んだりします。 しばしば、四文字熟語で表されたものが遺されています。 太極拳で一般的に知られている、「含胸抜背」とか「…

あまねく中国の武術は、少林寺より出る。

『全ての武芸は少林より出る。』 有名な文言ですよね。 中国の数多ある武術は、全て、少林寺にそのルーツがある。 単純にはそう解釈されますよね。 しかし、その意味するところは、少林寺で行われていた武術が 、あまねく中国の武術の源ということではありま…

上達の個人差何のその!

中国武術の最高効率の練功法を確立できました。 馬貴派八卦掌の練功をしつつ、欠損しているものを感じてきていて。 この欠損が在るが故に、限られた人しか、高いレベルに到達できない。それも、長い時間を要して。 本来、武術と言うものは、だいたい5年もし…

馬貴派八卦掌、もし戦ったら。

武術というものは、人間の身体運動の極みを体現するものです。 でないと、あらゆる状況下で、生き延びることができないから。 ワン・ツーのパンチのサバキ。 先ずもって武術にサバキやディフェンスはありません。 先ずは、如何に高速で、位置移動するか。 こ…

身体のメカニズムと意識状態

武術は様々な状況下で、自らの生命を護るためのもの。 そのためには、小手先のスキルのみでは、全くの事足らず。 例えば、相手の心のなかを察知することとか、その場の事態の先読みとか、当たり前にする事が必要。 しかも、瞬時に、自動的に、無意識にできな…

『膜』1600年の時を越えて、今!

科学 v.s.古来からの叡知。 私達の遥か昔の先祖は、科学無くして、何万年もの年月を生き延びてきました。 そこには、現代人が想像だにしない叡知があるにちがいない! そして、科学はその叡知を、浜辺で貝殻を一つ一つ拾い集めるように、解き明かしつつあり…

血流と走圏

私達が健康を維持・増進、場合によっては回復したいなら、身体の血液の流れ、つまり血流を良くすることが大切だと、多くの人達が知っていますね。 ところが、私達のほとんどが、血流が悪いまま暮らしている事に気づけていません。 冷え性の傾向をお持ちの方…

走圏こそ・・・・・

八卦掌の基本巧として、今では武術に詳しい人達の間では知る人の多い走圏。 八卦掌と言えば、円周上を回る走圏。 走圏の持つ意味とか、メカニズムとか、効果とか、いくらでも語る内容はあります。 ズバリ、走圏で身体は変わります! 走圏で工夫は養われます…

武術のクウォリティーは基本功にあり!

武術や武道、格闘技、スポーツなどで、基本が大切って言われますよね。 では、基本って何? ということになると思うのですが。 その種目のあらゆる技術のベースになる動きを習得するのが基本。 まぁ、そんなところが一般的でしょうか。 本来の武術においては…

筋=スジと筋肉=ニク

中国武術では、筋と筋肉、これをスジとニクと表します。 なので、 筋=スジ 筋肉=ニク という認識が基本になります。 合わせて筋肉=スジ ニクと呼びます。 これがいわゆる、筋肉(キンニク)のルーツかな。 中国武術ではと言いましたが、正確には、易筋経で…

とにもかくにも、中国文化の凄み、武術にあり!

中国が世界的に各方面で、パワーアップを見せてますね。 中国の進出・進行に対する賛否はともかく、特に東アジア圏においては歴史上、中国が創造し拡散してきた文化は、極めて大きな影響を与えてきた史実は動かせません。 日本は、あらゆる文化的な影響を受…

思えば高校生だったのあの日

私が高校生の頃だったんです、中国の武術が日本で知られ始めたのは。 当時の私はサッカーにのめり込んでました。 おそらくサッカーの練習帰りだったかと、ブラリと立ち寄った行きつけの書店。 何気なく手に取った、少々大きめの本。 知る人ぞ知る「太気拳」…